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  ​和 解 文 化・記 憶 班の目的 

  • 実証的取組み​による「歴史的過去」の受容の過程の解明

 

東アジアにおける戦争と日本の植民地支配をめぐる歴史的な過去が、印刷物や放送、映画あるいはインターネットなどの大衆メディアによって、どのような公共的記憶として構築されてきたのか、またそれがいかにメディアによって国民的記憶へと転換され、再生産され、語り直され、国民に受容されたのかを、表象と言説の分析、および制作関係者へのインタビュー調査を通じて実証的に明らかにせんとするものである。

  • 共感を広げる「和解文化」の可能性とそれを形成するメディアのあり方構造的な解明

 

国民社会内部の公共的記憶と表象が、国境や民族・宗教等の相違にかかわらず反発や衝突を引き起こすメカニズムを体系化すると同時に、それらを乗り越えて共感を広げる「和解文化」と国民的な記憶を共有し創出する可能性を、その条件と共に考究し、特に東アジアにおける「和解文化」形成を担うメディアのあり方を、知識人、市民および政府との関係をも視野に入れて構造的に解明する。

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