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  • 和解プロセスの構造の解明

近代日本の戦争や植民地支配に起因する「歴史問題」は、日本と周辺諸国の間の安定した関係構築を妨げ、相互不信の原因となっている。

この歴史問題の起源を敗戦後のサンフランシスコ講和条約およびアジア諸国との国交正常化・賠償協定など「政府間和解」に求め、さらに「政府間和解」の概念を植民地帝国の清算をも含む広い意味での戦後処理の基盤と捉え、その意義と限界を検証する。

以上の作業を踏まえ、「政府間和解」のアジア各国社会における受容と反発を取り上げ、和解をめぐる複雑な様相を政府間和解のあり方と関連させて捉え、和解プロセスの構造を解明する。

  • 国際比較の観点から取組む和解学

敗戦後の日本自身の「脱帝国化」(植民地国家から国民国家への変貌)のプロセスが歴史問題の発生や和解プロセスとどのような関係にあったのか、という問題を国際比較の観点から解明する。

​政治外交班の目的

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