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ー本領域の目的ー

本領域は、紛争解決学が国際関係論を母体として欧米で発展してきたことを踏まえ、それを東アジアの固有の歴史的文脈と結び合わせ、規範と実証とが調和したネーション間「和解学」として高めていこうとするものである。

 

和解学の最終目標は、ネーションが想像されるのと同様に、各国民が各々のやり方で「和解を想像」し得るような学知の構築である。

こうした規範的問題意識のもとに、5つの研究計画班によって実証的分析を遂行し、政府・知識人・大衆・市民という多様なアクターが国内において、そして国境を越えて、重層的に織りなす関係、および共有される価値と文化に焦点を明らかにする。その上で、ネーション相互の関係を想像するための知的インフラのあり方を提言し、東アジア地域の市民的意識の共有に向けた文化・教育政策の呼び水となろうとしている。

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